顎関節の仕組み(健康・美容矯正の前に知ってほしい事)
顎関節とは
耳の前方(約1㎝の所)にある関節で
顎関節は
・下顎骨(下あごの骨)
・側頭骨(頭蓋骨の骨)
で構成されています
さらに
下顎骨と側頭骨の間には
一種のクッションの役目をする
関節円板(軟骨)が存在します
顎関節の役目
顎関節は
- 咀嚼(そしゃく)
- 会話
の時に絶えず動いて
一日に約2000回から3000回動いています
咀嚼とは
「単に歯で物を食べる」
と言う事ではなく
食べ物を
- 下顎(かがく)
- 歯
- 舌
を使ってしっかり噛みくだきながら
唾液と充分に混ぜ合わせて
食物の消化吸収を高める事です
さらに
顎関節はよく動く関節なので
血液やリンパの循環を補助する機能があります。
最近では
顎関節は別名「第3の心臓」と呼ばれています
- 血液やリンパの循環ポンプ1つめ
- 心臓は
1分間で60~70回
1日で換算すると
約10万回(70回x60分x24時間)
の血液やリンパの循環ポンプ作用があります。
※心臓は筋肉の塊です
- 血液やリンパの循環ポンプ2つめ
- ふくらはぎは
下半身の血液を心臓に戻すために
「血液やリンパの循環ポンプ機能」
があります。
※心臓から血液が身体の隅々に送り出されます。
心臓から一番遠い足先には
心臓から血液を送る力(血圧)が弱くなるので
ふくらはぎが心臓の役目の補助をします。
ふくらはぎは別名「第2の心臓」と呼ばれています
ふくらはぎの循環ポンプ機能は
歩行時に特に作用します。
どんなにふくらはぎを鍛えても
長時間足を動かさないと
ふくらはぎの循環ポンプ機能は作用しません
- 血液やリンパの循環ポンプ3つめ
- あご(顎関節)は
1日に約2000回から3000回動いているので
あご(顎関節)の周りの
血液やリンパの循環ポンプ作用があります
ですので
あご(顎関節)が悪い方は
関節の動きがスムーズではないので
あご(顎関節)の周りの
血液やリンパの循環ポンプ作用がうまく行えず
顔が浮腫みやすくなります
- 血液やリンパの循環ポンプ4つめ
- 呼吸は
1分間に15回
1日で換算すると
約2万回以上しています。
※横隔膜は呼吸時に下の図のように
上下に動く筋肉です
横隔膜の周りには
・血液
・リンパ
がたくさん存在します。
横隔膜の呼吸時の上下運動が
血液やリンパの循環ポンプ作用になります
また
顎関節は身体の中で一番動く関節です
顎関節を動かす筋肉(咀嚼筋)
関節は筋肉が動かします
下あごの骨(下顎骨)を動かす筋肉
- 咬筋(こうきん)
- 側頭筋(そくとうきん)
- 内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
- 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
- 顎二腹筋(がくにふくきん)
- オトガイ舌骨筋(おとがいぜっこつきん)
- 顎舌骨筋(がくぜっこつきん)
さらに細かく
下顎を動かす筋肉は
口を開ける開口筋
- 顎舌骨筋
- オトガイ舌骨筋
- 顎二腹筋
- 外側翼突筋(下頭)
口を閉じる閉口筋
- 咬筋
- 側頭筋
- 外側翼突筋(上頭)
- 内側翼突筋
に分類するこが出来ます
舌を動かす舌筋群(ぜっきんぐん)
- オトガイ舌筋
- 舌骨舌筋(ぜっこつぜっきん)
- 茎突舌筋(けいとつぜっきん)
- 口蓋舌筋(こうがいぜっきん)
に分類できます
- 舌を動かす舌筋群チェック
- ①舌をまっすぐ出す
② 舌を上に
③ 舌を下に
④ 舌を右に
⑤ 舌を左に
⑥ 舌を左右に回す
上記の①~⑥で
- 舌をまっすぐ出せない(舌先が右や左に出る)
- 舌を左右に出した時の動きやすさに差がある
- 舌の回しやすさに左右差がある
などのサインがある人は
顎関節が歪んでいる可能性があります
※舌の筋肉は下あごの骨(下顎骨)に付着しています
顎関節の歪み
日常の生活習慣の積み重ね(集大成)で
顎関節の歪みが形成されます
顎関節が歪む生活習慣は
・片側の歯で物をかむ癖がある
・歯を食いしばっている
・歯ぎしりをしている
・横向きで寝る
・猫背
・片足に体重を乗せて立つ
などが考えられます
顎関節が歪むと
- 肩こり
- 腰痛
- 身体がだるい
- 手足の関節が痛い
などの
身体の不調の原因になるだけでなく
- 左右の眉の高さ
- 左右の目の高さ
- 左右の目の大きさ
- 左右の耳の位置
- 鼻の位置
- 左右のほお骨の位置
- 左右の口角の高さ
が違う(顔の歪み)など
美容面での不調の原因にもなります
顎関節の歪みがなぜ「顔の歪み」に?
顎関節には
たくさんの筋肉が存在します。
顎関節の筋肉の1つ咬筋は
顔の骨(顔面骨)の
頬骨弓(ほお骨)~下顎角(えらの場所)
に付着しています
例えば
片側の歯で物をかむ癖があると
よく噛んでいる(使っている)咬筋が発達します
発達している咬筋側は
えらが出る原因になるだけでなく
発達している咬筋側は
下の図の赤い矢印方向に
骨を引っ張る力が常に発生しています
例えば
下の図の赤い矢印方向に
骨を引っ張る力が加わると
- 頬骨弓(ほお骨)が出っ張ったり
- 頬骨弓(ほお骨)が下がったりして
左右のほお骨の位置が違う原因になります。
さらに
頬骨弓(ほお骨)が歪むと
頬骨弓(ほお骨)は目(眼球)を入れる骨の一部なので
- 左右の目の高さ
- 左右の目の大きさ
が違う原因にもなります
sakoの接骨院では
動きの悪くなっている顎関節や
11個ある顎の筋肉のアンバランスを
検査によって探し出し
正しい位置や状態に顎関節を矯正して
・顔の歪み
・顎関節症
を改善します。
更に
顎関節矯正に
姿勢指導やエクササイズ指導を徹底して
顎関節の歪みを根本から改善していくのが
sakoの考え接骨院の治療メニュー
健康・美容矯正です