顔のコリが気になりませんか?(顔のむくみ)
最近、鏡で自分の顔を見るたびに
「以前の自分の顔より大きくなったのでは?」
と感じる事はありませんか?
実は
自分の顔が以前より大きくなった原因に
「顔のコリ」が疑われます。
顔のコリ!?
「コリ(凝り)」と聞くと
皆様は身体のどの場所を思い浮かべますか?
だいたい思いつく場所は
- 首のコリ
- 肩のコリ
- 背中のコリ
- 腰のコリ
などの身体の一部だと思います
でも、一度考えてみてください。
顔も「首や肩、背中や腰」と同じ
身体の一部です
身体の一部の
「首や肩、背中や腰」が凝って
同じ身体の一部の
顔だけが凝らないと
断言できるのでしょうか?
今回は
なかなか一般には理解されがたい
「顔のコリ」について
お話したいと思います
ちなみに
- 顔の歪みやズレの矯正
- 顎関節症の治療
に特化している当院に
ご来院されている患者様で
「顔のコリ」を訴える患者様は
意外に多くいらっしゃいます
コリとは
運動した後や長時間同じ姿勢でいたりすると
筋肉の中に徐々に
疲労物質や老廃物が溜まってきます
疲労物質や老廃物が
筋肉の中に溜まり過ぎると
筋肉は柔軟性を失い硬くなります。
筋肉が柔軟性を失い硬くなった状態を
「コリ(凝り)」と表現します
筋肉には
身体を動かす筋肉の骨格筋
内臓を動かす筋肉の平滑筋
心臓を動かす筋肉の心筋
の3種類がございます
- 骨格筋
- 平滑筋
- 心筋
を合計すると約600個の筋肉が
人体のなかにあり
そのうち
身体を動かす筋肉の骨格筋は
約400個
人体のなかに存在しています
約400個の骨格筋の内
顔には約30個の
- 表情を作る筋肉(表情筋)
- 目や口、鼻などを動かす筋肉
が存在しています
例えば
笑顔を作るには
約17個の顔の筋肉が
しかめっつらを作るには
約43個の顔の筋肉が
無意識に使われています
※因みに
全身で一番筋肉を使う動作は
「歩行」です
その数なんと
約200個もの筋肉が
歩行時に使われています
コリの原因
長時間の
- 車の運転
- パソコン作業
- 立ち仕事
- 携帯やスマホの操作
などで
首や肩・背中や腰の筋肉を使いすぎて
筋肉の中に疲労物質や老廃物が溜まると
筋肉は柔軟性を失い硬くなるので
- 首にコリ
- 肩にコリ
- 背中にコリ
- 腰にコリ
が出来るのは
理解できると思いますが
顔の場合は
いったい何が原因で
顔の筋肉が柔軟性を失い硬くなり
顔にコリが出来るのでしょうか?
「顔のコリ」の原因には
- 歯の食いしばり
- 歯ぎしり
- 常に眉間に力を入れる癖
- 花粉症の時期や風邪で鼻をかみすぎる
- 無表情であまり顔に表情を出さない
- 接客業で常に笑顔
- 目を見開いて話す癖
- 視力が悪くて、目を細めて物を見る
- 唇をぎゅっと力を入れて結ぶ癖
などの
日常生活の習慣や癖が考えられます。
- 歯の食いしばりや歯ぎしり
-
歯の食いしばりや歯ぎしりの影響で
- 咬筋
- 側頭筋
などの物を噛む筋肉
咀しゃく筋を使いすぎて
咀しゃく筋に疲労物質や老廃物が溜まると
咀しゃく筋は柔軟性を失い硬くなります
咀しゃく筋は顔の筋肉の一部なので
歯の食いしばりや歯ぎしりの影響で
咀しゃく筋が柔軟性を失い硬くなると
「顔のコリ」が発生してしまいます。
- 常に眉間に力を入れる癖(しかめっつら)
- 常に眉間に力を入れる癖の影響で
眉間を動かす筋肉
前頭筋を使いすぎて
前頭筋に疲労物質や老廃物が溜まると
前頭筋は柔軟性を失い硬くなります
前頭筋は顔の筋肉の一部なので
常に眉間に力を入れる癖の影響で
前頭筋が柔軟性を失い硬くなると
「顔のコリ」が発生してしまいます。
※一般的に、眉間は
疲れや精神的な緊張が蓄積しやすい場所で
顔で一番コリやすい部分だと言われています
- 花粉症の時期や風邪で鼻をかみすぎる
- 花粉症の時期や風邪の時に
鼻をかみすぎた影響で
鼻の周囲にある筋肉
鼻筋や鼻根筋を使いすぎて
鼻筋や鼻根筋に疲労物質や老廃物が溜まると
鼻筋や鼻根筋は柔軟性を失い硬くなります
鼻筋や鼻根筋は顔の筋肉の一部なので
花粉症の時期や風邪の時に
鼻をかみすぎた影響で
鼻筋や鼻根筋が柔軟性を失い硬くなると
「顔のコリ」が発生してしまいます。
※注意して下さい
いつも同じ方向で鼻をかむ癖があると
鼻が曲がって歪む原因になります。
例えば、下の図の様に
いつも右から左に鼻をかむ癖があると
鼻先が左に曲がって歪みます
- 無表情や常に笑顔
- 筋肉は使いすぎて硬くなる場合もあれば
筋肉は使わなすぎて硬くなる場合もあります。
ですので
無表情であまり顔に表情を出さないでいるのも
接客業で常に笑顔でいるのも
どちらも顔の筋肉が硬くなってしまい
顔のコリの原因になってしまいます
また
精神的ストレスで
顔の筋肉の表情筋が
いつもこわばった状態になっているのも
顔の筋肉が硬くなっている証拠なので
顔のコリの原因に実はなります
「顔のコリ」とは
顔の筋肉が硬くなっている状態です。
顔でも身体でも
筋肉は硬くなると
体内のさまざまな組織や細胞に
必要な
- 栄養
- 酸素
を運ぶ「動脈」や
体内のさまざまな組織や細胞から
不必要になった
- 老廃物
- 二酸化炭素
を運ぶ「静脈」
体内に侵入した微生物
- 細菌
- ウイルス
と戦う免疫や
体内のさまざまな組織や細胞から
不必要になった
- 老廃物
- 二酸化炭素
運ぶ「リンパ」の
循環や流れが悪くなります。
※動脈と静脈に「血液」が流れています
「顔のコリ」とは
顔の筋肉が硬くなっている状態なので
顔の「血液」や「リンパ」の
循環や流れが悪くなっています
顔の「血液」や「リンパ」の
循環や流れが悪くなると
顔のむくみが起こりやすくなります
顔のむくみが起きると
以前の自分の顔に比べて
今現在の自分の顔が大きくなります
なぜ筋肉が硬くなると
「血液」や「リンパ」の
循環や流れが悪くなるのでしょうか?
筋肉が硬くなるとは
専門用語で言い換えると
「筋肉が収縮し続けている状態」です。
※筋肉は収縮すると
筋肉の長さが短くなり
筋肉は弛緩すると
筋肉の長さが長くなります
血液やリンパの循環や流れには
- 心臓
- あご(顎関節)
- 横隔膜
- ふくらはぎ(腓腹筋)
が主に働いています
場所的には
- 心臓
- あご(顎関節)
- 横隔膜
- ふくらはぎ(腓腹筋)
は身体にバラバラに存在していますが
4つの場所には共通する特徴があります。
その特徴は
4つの場所は身体の中で特に
関節や筋肉がたくさん動きます
- 心臓は
- 1分間で60~70回
1日で換算すると約10万回
筋肉(心臓)が動いています
※心臓は筋肉なので
焼き肉で食べています。
牛では「ココロ」や「ハート」
豚では「ハツ」
- あご(顎関節)は
- 1日に約2000回から3000回
筋肉や関節が動いています
- 横隔膜は
- 1分間に15回
1日で換算すると約2万回以上
筋肉(横隔膜)が動いています。
※横隔膜は筋肉なので
焼き肉で食べています。
「ハラミ」や「サガリ」
動くとは
筋肉が縮む「収縮」と
筋肉が伸びる「弛緩」の
繰り返しの事を言います
「血液」や「リンパ」は
全身に点在しているのですが
関節や筋肉がたくさん動く場所に
「血液」や「リンパ」は
特に多く点在しています
関節や筋肉がたくさん動く部位の
- 心臓
- あご(顎関節)
- 横隔膜
- ふくらはぎ(腓腹筋)
で筋肉が縮む「収縮」と
筋肉が伸びる「弛緩」を
たくさん繰り返すと
関節や筋肉がたくさん動く部位に
多く存在する「血液」や「リンパ」も
つられてたくさん動かされるので
「血液」や「リンパ」の
循環や流れが良くなります
筋肉が硬くなると
「筋肉が収縮し続けている状態」です。
この状態では
筋肉が縮む「収縮」と
筋肉が伸びる「弛緩」の
繰り返しで発生する
動きがほとんどありません
そうすると
関節や筋肉がたくさん動く部位に
多く存在する「血液」や「リンパ」も
あまり動かされないので
「血液」や「リンパ」の
循環や流れが悪くなります。
※あご周りの筋肉が緊張して硬くなると
顔のむくみの原因になりますが
ふくらはぎ(腓腹筋)が緊張して硬くなると
足のむくみの原因になります
顔のコリが原因で
顔の「血液」や「リンパ」の
循環や流れが悪くなると
顔のむくみが起きます。
顔のむくみは
疲労物質や老廃物が
顔に溜まっている状態です
顔のむくみを放置して
疲労物質や老廃物を
顔に蓄積させ続けていると
顔の皮膚や筋肉の新陳代謝が
段々と落ちてきます。
顔のむくみを放置した結果
顔の皮膚や筋肉の新陳代謝が低下すると
- 肌のハリが減ったり
- 顔に皮下脂肪が溜まったり
- 顔に吹き出物が出来たり
- 顔の乾燥の原因になったり
- 顔の色がくすむ原因になったり
して確実に顔は老けてしまいます。
※顔に溜まった皮下脂肪は
顔のたるみや顔のシワ
ほうれい線を作る原因になります
顔に限らず身体でも
溜まった疲労物質や老廃物は
重力の影響でどんどん下に下がります
顔のむくみを放置して
顔に溜まった疲労物質や老廃物が
下に下がった状態を続けていると
顔の皮膚は下に伸ばされます。
いわゆる
「顔のたるみ」になります。
さらに、顔のむくみが原因で
皮下脂肪も顔に溜まってしまうと
顔の皮膚はより下に伸ばされて
「顔のたるみ」がより酷くなります。
その状態に加齢も追加されると
「顔のたるみ」が…
※注意してください
顔のコリを自分でマッサージしたり
治療院やエステで顔のコリをほぐす前に
美容クリニックの一般常識ですが
顔に対してグイグイ押したり引っ張るような
あまりに強い力のマッサージ
または
あまりに強い力の小顔矯正や顔矯正は
顔の皮膚を構成している
真皮のコラーゲン層を痛めてしまいます。
顔の真皮のコラーゲン層を痛めると
「顔のたるみやシワ」の原因になります
某有名美容クリニックのドクターは
「強圧の小顔矯正を頻繁にやってる人ほど
顔のたるみやシワがひどい」
と豪語されています。
さらに
某有名モデルさんが
雑誌のインタビューで
「顔の皮膚がたるむから
顔に対する強い圧の施術は
絶対に受けない」
と語られています。
一説として
痛めた真皮の再生には
4年の歳月がかかるとも…
- 物を噛む筋肉のコリ
- 物を噛む筋肉の咀しゃく筋は
顔の筋肉の一部なので
咀しゃく筋にコリが出きると
「顔のコリ」につながります
顔のコリがきっかけで
顔のむくみは発生しますが
物を噛む筋肉の咀しゃく筋は
あご周りに付着しているので
特に、あご周りがむくみます。
あご周りがむくむと
疲労物質や老廃物が
あご周りに溜まるので
あご周りの皮膚はどんどん
下に引き伸ばされます。
その結果が
フェイスラインのたるみです
※物を噛む筋肉の咀しゃく筋は
エラ周りの筋肉でもあるので
咀しゃく筋にコリが出きると
エラが張り顔が四角い
いわゆる
「ホームベース顔」になります
- 眉間のコリ
- 眉間を動かす筋肉
鼻根筋や皺眉(すうび)筋は
顔の筋肉の一部なので
鼻根筋や皺眉筋にコリが出きると
「顔のコリ」につながります
顔のコリがきっかけで
顔のむくみは発生しますが
眉間を動かす筋肉
鼻根筋や皺眉(すうび)筋は
目もとに付着しているので
特に、目もとがむくみます。
目もとがむくむと
疲労物質や老廃物が
目もとに溜まるので
目もとの皮膚はどんどん
下に引き伸ばされます。
その結果が
目もとのたるみです。
目もとの皮膚がたるむと
目が開けにくくなるので
必然的に
昔に比べて、目が小さくなります
顔のコリ解決法
「コリ(凝り)」とは
筋肉が柔軟性を失い硬くなった状態です
一般的に
- 首のコリ
- 肩のコリ
- 背中のコリ
- 腰のコリ
などの
「身体のコリ」があれば
自分でストレッチやマッサージをしたり
治療院や整体院でコリをほぐします。
顔のコリも考えは同じで
「顔のコリ」があれば
自分で顔のコリをマッサージしたり
治療院やエステでコリをほぐしましょう
ここでは上記の解決法+αで
肩甲骨のエクササイズをご紹介します
顔のコリ解消:肩甲骨エクササイズ
①立位で両手を上に伸ばす
※両腕を耳につけるイメージ
②次に、出来る範囲で
腕を後ろ側に持ってくる
③次に、出来る範囲で
肩甲骨を内側に引き寄せる
④最後に
肩甲骨を内側に引き寄せた状態をキープして
肘を下に下ろす。
※このエクササイズが正しく出来ていると
肘を下ろしきった段階で
手の平が外側を向きます
※回数は
10回から20回で大丈夫です
※なるべく胸は張りましょう
なぜ、肩甲骨を内側に引き寄せると
「顔のコリ」に効くのでしょうか?
その答えは
顔のコリを訴える人の姿勢にあります。
顔のコリの原因
- 食いしばりがある人
- 歯ぎしりがある人
- 常に眉間に力を入れる癖がある人
- 花粉症の時期や風邪で鼻をかみすぎな人
- 無表情であまり顔に表情を出さない人
に共通な姿勢は
背中が丸くなる猫背の姿勢です。
背中は丸くなると
肩甲骨が前に行きます。
※背骨から肩甲骨が離れる
逆に
肩甲骨を内側に引き寄せると
姿勢はよくなります。
※背骨と肩甲骨の距離が短い
一度チェックをしてみて下さい
肩甲骨が前に行く猫背と
肩甲骨を内側に引き寄せたいい姿勢
どちらの姿勢が
「食いしばりにくいですか?」
もしくは
どちらの姿勢が
「眉間に力を入れにくいですか?」
肩甲骨を内側に引き寄せると
肩甲骨が前に行く猫背より
- 食いしばりにくく
- 眉間に力を入れにくく
ありませんか?
筋肉は力を入れすぎて硬くなると
「コリ(凝り)」が発生します。
肩甲骨を内側に引き寄せるいい姿勢は
身体の筋肉だけでなく
顔の筋肉に対しても
力が入りにくくなるので
顔の筋肉が硬くならず
顔のコリが発生しません
さらに
肩甲骨を内側に引き寄せるエクササイズは
顔のコリが解消されて
顔の「血液」や「リンパ」の
循環や流れが良くなるので
顔のむくみ解消にも効果的です。
顔のむくみ解消は
顔をリフトアップさせて
小顔になるための必須条件です。
また
肩甲骨を内側に引き寄せるエクササイズは
姿勢もよくなるので
- 首コリ
- 肩コリ
- 背中のコリ
- 腰のコリ
にも非常に効果的です。
あなたの現在の後ろ姿はどちらですか?