不健康になる?コーヒー・紅茶・緑茶の飲み過ぎに注意
最近は
「緑茶に含まれるカテキンが身体によい」
と盛んに言われて
店頭にも色々な種類の緑茶が売られています
しかし
緑茶を何杯も飲むと健康どころか
実は
身体に良くないことがからだに沢山起きています。
今回は
あまり知られていない
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
の飲み過ぎによる
からだへの悪影響についてのお話です。
からだへの悪影響その1
緑茶の飲み過ぎは身体を冷やします
- 冷え症
- 神経痛
- 関節痛
などに悩まされている人の多くは
1日に何杯も
緑茶やコーヒーを飲んでいる傾向があります
- 緑茶
- コーヒー
- 紅茶
に含まれる「カフェイン」には
自律神経の1つ交感神経を緊張させて
血管の大きさを細くする働きがあります
カフェインを摂取して
血管の大きさを細くさせると
血液の流れが悪くなります。
また
滋養強壮剤
- リポビタン
- リゲイン
に含まれている「無水カフェイン」も
カフェインと同じく交感神経を緊張させて
血液の流れを悪くさせます
自律神経とは
身体が興奮した時に働く交感神経と
身体がリラックスした時に働く副交感神経
に分けられます
自律神経の働きは
ヒトが生きていく上で必要な
- 血液の流れ
- 自律神経は
血液が
身体から老廃物を出したり
新しい栄養や酸素を細胞(身体)に送る
- 内臓の働き
- 自律神経は
内臓の状態をコントロールする
を自動的に調節する事です。
内科の先生が診て異常がないのに
- 動悸
- 冷汗(発汗)
- 口が渇く(口渇)
- 胸の違和感や不快感
- 呼吸がしづらい
- 頻尿
などの症状でお悩みの方は
自律神経の異常が考えられます
※自律神経は内臓の筋肉
平滑筋は支配していますが
身体を動かす筋肉
骨格筋(横紋筋)は支配していません。
しかし
自律神経の異常(アンバランス)で
身体を動かす筋肉や関節が
硬く緊張して強ばるのは
自律神経の1つ交感神経に
内臓(心臓)を身体が運動できる状態に
刺激する働きがあるからです。
交感神経が心臓を刺激すると
心拍数が上がります。
心拍数が上がると
身体が運動できる状態(戦闘態勢)になり
身体が硬く緊張して強ばります。
身体が戦闘態勢になると
内臓(自律神経)だけではなく
身体を動かす筋肉(体性神経)も
自ずと緊張状態(硬い状態)に入ります
自律神経の異常で出現する症状
- 肩コリ
- 腰痛
- 頭痛
- 生理痛
- 手足の関節が痛い
- 背中の痛み
- 顎の痛み(顎関節症)
- 神経痛
- 肩の痛み
- 膝の痛み
などの
顔や身体の不調(痛みや凝り)の大部分は
自律神経の異常(アンバランス)に起因する
筋肉や関節の硬さ(緊張)が原因です
※関節は筋肉が動かすので
筋肉が硬くなると
関節の動きも悪くなります(関節が硬い)
からだへの悪影響その2
- 緑茶
- コーヒー
- 紅茶
にはカフェインだけではなく
「タンニン酸(茶渋の成分)」も含まれています。
抗酸化作用をもつポリフェノールの一種の
カテキンがいくつか結合するとタンニンになります
カテキンは
昭和大学医学部教授の先生により命名され
名前の由来は
菌に勝てることから来てるそうです。
昔から言われている
- お寿司
- お刺身
などの生ものを食べた後は
お茶を飲むのがいいと言うのは
お茶に含まれるカテキンに
殺菌作用があるからです
タンニンは非常に酸化しやすいです。
熱湯や空気に触れてタンニンが酸化すると
タンニン酸(茶渋の成分)に変化します。
- コーヒー
- 緑茶
- 紅茶
に含まれるタンニン酸には
収歛作用(しゅうれんさよう)と言って
物質を硬く収縮させる作用があります。
タンニン酸の収歛作用で血管が硬くなると
血管の太さが細くなります。
血管の太さが細くなると
当然、血液の流れが悪くなります。
血液の役割
例えば、腰痛や肩こりで
腰や首・肩の組織を痛めても
治すには血液からの栄養が必要です
もし、タンニン酸の収歛作用が原因で
血液の流れが悪ければ
腰痛や肩こりを治すのに必要な栄養が
痛めている腰や首・肩の組織に十分いかず
腰痛や肩こりがなかなか治らなくなります。
症状が慢性化します
また
タンニン酸(茶渋の成分)には
物質を硬く収縮させる作用以外に
腸の粘膜に特殊な膜をつくり腸を引き締めます。
腸が引き締まると
腸のぜん動運動が起こりにくくなり
胃腸の動き(蠕動運動)が弱くなります
胃腸の動きが弱くなり過ぎると便秘になります。
固い柿にも
タンニン酸が多く含まれています。
- ワインの20倍
- 緑茶の73倍
コリコリした柿を食べて
便秘になるケースはよくあります。
お茶のタンニン酸が多い順
紅茶>ウーロン茶>煎茶>杜仲茶>ほうじ茶>玄米茶、ルイボスティー
※麦茶やそば茶には
タンニンが含まれていません。
結論
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
は下の図のような素晴らしい効果がありますが
何事も
「過ぎたるは及ばざるが如し」
です。
飲む量は1日2~3杯にとどめ
胃粘膜に負担をかけないよう
空腹時は避けましょう。
※昔からの格言 で
「宵越しの茶は飲むな!」は
時間のたったお茶は酸化しているので
お腹を壊すからです。
補足
お茶をいっぱい飲めば
カテキンの殺菌作用のおかげ
「病気になりにくい」と
巷で言われているのは怪しいです。
現に
毎日お茶を大量に飲んでいたのに
胃がんや大腸がんが原因で
お亡くなりになられた人はたくさんいます。
また
タンニン酸(茶渋の成分)を多く摂取すると
胃腸の粘膜が薄くなってしまい
- ポリープ
- ガン
が出来やすくなると言われています。