顔のむくみ気になりませんか?(食いしばり)

最近、顔のむくみが気になる方は

「食いしばり」

が原因の1つかもしれません

frustrated-boy-writing-1

食いしばりとは
「食いしばり」を辞書で調べると

①歯と歯を強くかみ合わせる

例)歯を食いしばる

②我慢する・耐え忍ぶ

と記載されています。

さらに

食いしばりを

「苦痛や無念さなどを懸命にこらえる」

と記載されている辞書もあります

身体に出ている!?食いしばりのサイン

まずは

自分自身が日々の生活で

「食いしばり」をしているかどうかを

下記の項目でチェックしてみましょう

little white human that hold a big magnifier

食いしばりのサイン1つ目は

骨隆起」です。

口の中(口腔内)を

鏡で見たり自分の舌を使うことで

簡単にチェックができます。

上あご(上顎骨)の真ん中や

031-e1430581184181-246x200

下あご(下顎骨)の内側に

021

骨のボコボコしたふくらみ

医学用語で言い換えれば

「骨隆起」がありませんか?

もし

  • 上あご(上顎骨)の真ん中
  • 下あご(下顎骨)の内側

に骨のボコボコしたふくらみ

「骨隆起」がある方は

日々の生活で無意識に

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」をしている可能性があります。

※正常な口の中(口腔内)には

  • 上あご(上顎骨)の真ん中
  • 下あご(下顎骨)の内側

には骨のボコボコしたふくらみはございません

Fotos%20intraorales

骨の変形

歯は

  • 上あご(上顎骨)
  • 下あご(下顎骨)

に付いています

tougai-a

ですので

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」で

上下の歯に強い力が長時間加わると

当然

  • 上あご(上顎骨)
  • 下あご(下顎骨)

の骨に対しても

強い力が長時間が加わります

構造上

骨は歯よりも脆いので

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」で

強い力が長時間加わると

歯よりも先に

  • 上あご(上顎骨)
  • 下あご(下顎骨)

の骨が変形します(骨隆起)

※歯の表面を覆っている組織は

エナメル質なので

人間の身体の中では1番丈夫です

strong-tooth-deadlifting-weights

食いしばりのサイン2つ目は

舌圧痕(ぜつあつこん)」です。

舌圧痕は

専門的に詳しく言うと

「舌の辺縁に認める歯列の圧痕」

ざっくり簡単に言うと

「舌の周りに付いている歯形」です。

鏡で簡単にチェックできます

舌を正面からチェックすると

d3ad35a0

舌を横からチェックすると

zetu02

舌の周りが「ボコボコ」していませんか?

もし鏡でチェックして

舌の周りが「ボコボコ」している方は

日々の生活で無意識に

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」をしている可能性があります。

※正常な舌の周りは

「ボコボコ」した凹みはございません

images

舌の周りが「ボコボコ」している事を

専門的には

「舌の辺縁に認める歯列の圧痕」

簡単には

「舌の周りに付いている歯形」

いわゆる

「舌圧痕」と言います

食いしばりのサイン3つ目は

頬粘膜圧痕(きょうねんまくあっこん)」です。

ほっぺの内側の事を

医学用語では「頬粘膜」と言います

CDR0000716338

頬粘膜圧痕とは

口の内側のほっぺ(頬粘膜)にある

「白い横すじ」の事です

003_01

鏡でチェックして

口の内側のほっぺ(頬粘膜)に

「白い横すじ」がありませんか?

impression

もし鏡でチェックして

口の内側のほっぺ(頬粘膜)に

「白い横すじ」がある方は

日々の生活で無意識に

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」をしている可能性があります。

※正常な口の内側のほっぺ(頬粘膜)には

「白い横すじ」はございません

6151tn

「白い横すじ」の正体は

上と下の歯を強く噛み合わせる

食いしばりの影響で

口の内側のほっぺ(頬粘膜)につく

「自分の歯型の痕」です

食いしばりのサイン4つ目は

歯の楔状欠損(くさびじょうけっそん)」です。

歯の楔状欠損とは

簡単に言うと

歯の生え際が「楔状」に

えぐれてしまった状態の事です

xh5R0G

※「楔状」とは

V字形または三角形です

560af32b

鏡でチェックして

歯の生え際が

楔状にえぐれていませんか?

04

もし鏡でチェックして

歯の生え際が「楔状」に

えぐれてしまっていた方は

日々の生活で無意識に

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」をしている可能性があります。

※正常な歯の生え際には

楔状のえぐれはございません

white-teeth-smile-200

歯が楔状にえぐれるメカニズム

食いしばりの強い力で(下の図の赤矢印

上下の歯が揺り動かされ続けると

歯の根元にひびが入り

楔状に歯がえぐれやすくなります

DCB8BEE5B7E7C2BBA4CEBFDE

食いしばりのサイン5つ目は

あごの張り感やだるさ」です。

あご(顎関節)は1日に2000回~3000回

・会話

・食事

・あくび

をする時に絶えず動いて動いています

そのため

あご(顎関節)の周りには

関節を動かす筋肉がたくさん存在しています

  • 側頭筋
  • 咬筋
  • 外側翼突筋
  • 内側翼突筋
  • 顎ニ腹筋

tmj11

「食いしばり」で

上と下の歯を強く噛み合わせると

あごを動かす筋肉が緊張して硬くなります

筋肉は緊張して硬くなると

自覚症状で「張り感」を感じます。

さらに

筋肉は緊張して硬くなると

筋肉の中に疲労物質や乳酸が溜まるので

自覚症状で「だるさ」を感じます。

※この機会に一度は

あご周りの筋肉が「食いしばる」と

緊張して硬くなるのを確認して下さい

screen-shot-2012-11-11-at-02-54-58

もし

下の図の青い丸部分(あごの周り)に

「張り感」や「だるさ」がある方は

日々の生活で無意識に

あご周りの筋肉が緊張して硬くなる

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」をしている可能性があります

image001

5つの「食いしばりのサイン」いかがでしたか?

1つでも自分に思い当たる

「食いしばりのサイン」があった方は

もう少しだけ今回のお話

「顔のむくみ気になりませんか?(食いしばり)」

にお付きあい下さいませ

食いしばる理由

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」は

  • 緊張した時
  • 何か重大な考え事をしている時
  • 腹立たしいことを考えている時
  • 苦痛や無念さなどを懸命にこらえる時

などの

ストレスが特にかかる状況や場面で

無意識に起きている事が多いです

hulk-large

ストレスとは

辞書で調べると

「種々の外部刺激が負担として働くとき

心身に生ずる機能変化」

簡単に言い換えると

ストレスとは

「外側からかけられた圧力によって

物体に歪みが生じた状態」

の事です。

風船の例えを使うと

ストレスが理解しやすいです。

  • 風船が「心身」
  • 風船を押す手が「種々の外部刺激」
  • 風船が凹む状態が「機能変化」

風船が凹む状態(機能変化)がストレスです

10087312471

※下の図では

風船が凹んだ状態(機能変化)がストレスで

風船を凹ます力が

ストレッサー(種々の外部刺激)です

img-section2

ストレッサー(種々の外部刺激)は

①物理的ストレッサー

  • 気温(暑さ、寒さ)
  • 騒音
  • 光による刺激

②化学的ストレッサー

  • アルコール
  • タバコ
  • 薬害
  • 酸素や栄養の過不足

③生理的ストレッサー

  • 寝不足
  • 病気
  • けが
  • 妊娠
  • 虫歯

④心理的(精神的)ストレッサー

  • 人間関係
  • 不安
  • 焦り
  • いらだち
  • 怒り
  • 緊張

に分類できます

2007121320173328_8

上述のストレッサー(種々の外部刺激)が

複雑に混ざり合い

風船が凹む状態の機能変化

「ストレス」を引き起こします

2007121320173328_9

「ストレス」は誰もが受けています

しかし

同じストレスを受けても

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 慢性的なだるさ
  • 冷え

などの症状が

「でる人」と「でない人」がいます

同じストレスを受けても

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 慢性的なだるさ
  • 冷え

などの症状が

「でる人」と「でない人」の違いは

コップと水の例えを使うと

理解がしやすいです。

コップは個人の持つストレスの耐性です。

水はストレッサー(種々の外部刺激)です

img01

個人の持つ「ストレスの耐性」とは

ストレッサー(種々の外部刺激)を

各個人が受けた時に

「どの程度対応できるか」

もしくは

「どの程度耐えられるか」

という強さを表しています

brocade001-001

コップ(ストレスの耐性)に

水(ストレッサー・種々の外部刺激)をいれます

j0178066

上の図の状態(コップの容量>水の量)だと

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 慢性的なだるさ
  • 冷え

などの

ストレス症状はまだ出現しません。

もし…コップに水を入れ続け

コップの容量(ストレス耐性)より

水の量(ストレッサー)が多くなると

ストレスが過度な状態となり

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 慢性的なだるさ
  • 冷え

などの

ストレス症状が出現してしまいます

G2WczhDG21395108428

同じストレスを受けても

ストレス症状の

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 慢性的なだるさ
  • 冷え

が「でる人」と「でない人」の違いは

個人の今までの体験や経験

もしくは遺伝的要因によって

コップ(ストレス耐性)の大きさや形が

人それぞれ違うからです

2749886

職場の同じストレス
・空調温度

・座り続け

・立ち続け

・パソコン

日常の同じストレス
・温度

・気圧

・湿度

・家族同じ食事

「食いしばり」と顔のむくみの関係

  • 緊張した時
  • 何か重大な考え事をしている時
  • 腹立たしいことを考えている時
  • 苦痛や無念さなどを懸命にこらえる時

などの

ストレスが特にかかる状況や場面で

無意識に食いしばりが起きます。

「食いしばり」で

上と下の歯を強く噛み合わせると

あご周りの筋肉が緊張して硬くなります

512143_1386775308208_242_300

筋肉は緊張して硬くなると

体内に栄養や酸素を運ぶ「動脈」や

体内で発生した老廃物を運ぶ「静脈」の

流れや循環を悪くしたり

体内に侵入した細菌やウイルスと戦う免疫や

体内で発生した老廃物を回収する「リンパ」の

流れや循環を悪くします

※動脈と静脈に流れる液体が「血液」です

rinpa

例えば、日々の生活で無意識に

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」の癖で

あご周りの筋肉が緊張して硬くなると

顔にある「血液」や「リンパ」の

流れや循環が悪くなるので

顔のむくみが起こりやすくなります

顔のむくみが起こると

昔の自分の顔に比べて

今現在の自分の顔が大きくなります

botox_era

botox_era

なぜ筋肉が緊張して硬くなると

血液」や「リンパ」の

流れや循環が悪くなるのでしょうか?

images

筋肉が緊張して硬くなるとは

専門用語で言い換えると

「筋肉が収縮し続けている状態」です。

※筋肉は収縮すると

筋肉の長さが短くなり

筋肉は弛緩すると

筋肉の長さが長くなります

Picture271

血液やリンパの流れや循環には
  • 心臓
  • ふくらはぎ(腓腹筋)
  • 横隔膜
  • あご(顎関節)

の4つの場所が主に働いています

img_004

場所的には

  • 心臓
  • ふくらはぎ(腓腹筋)
  • 横隔膜
  • あご(顎関節)

は身体にバラバラに存在していますが

4つの場所には共通する特徴があります。

その4つに共通する特徴は

身体の中で筋肉や関節が

たくさん動く場所ということです

心臓は
1分間で60~70回

1日で換算すると約10万回

筋肉(心臓)が動いています

※心臓は筋肉なので

焼き肉で食べています。

牛では「ココロ」や「ハート」

豚では「ハツ」

横隔膜は
1分間に15回

1日で換算すると約2万回以上

筋肉(横隔膜)が動いています。

※横隔膜は筋肉なので

焼き肉で食べています。

「ハラミ」や「サガリ」

あご(顎関節)は
1日に約2000回から3000回

筋肉や関節が動いています

動くとは

筋肉が縮む「収縮」と

筋肉が伸びる「弛緩」の

繰り返しの事を言います

血液」や「リンパ」は

全身に点在しています。

全身の中でも特に

筋肉や関節がたくさん動く部位に

血液」や「リンパ」が

多く点在しています

筋肉や関節がたくさん動く部位の
  • 心臓
  • ふくらはぎ(腓腹筋)
  • 横隔膜
  • あご(顎関節)

で筋肉が縮む「収縮」と

筋肉が伸びる「弛緩」を

たくさん繰り返していると

筋肉や関節がたくさん動く部位に

多く点在する「血液」や「リンパ」も

つられてたくさん動かされます。

その結果

血液」や「リンパ」の

流れや循環が良くなります

figure_14_22_labeled

筋肉が緊張して硬くなると

「筋肉が収縮し続けている状態」です。

この状態では

筋肉が縮む「収縮」と

筋肉が伸びる「弛緩」の

繰り返しで発生する

動きがほとんどありません

MuscleJointROM

筋肉が緊張して硬くなると

関節や筋肉がたくさん動く部位に

多く点在する「血液」や「リンパ」も

あまり動かされないので

血液」や「リンパ」の

流れや循環が悪くなります。

※あご周りの筋肉が緊張して硬くなると

顔のむくみの原因になりますが

ふくらはぎ(腓腹筋)が緊張して硬くなると

足のむくみの原因になります

※注意して下さい

食いしばりは顔のむくみだけではなく

「顔の歪みやズレ」とも関係しています

「食いしばり」は

通常は、左右両方の歯ではなく

片方の歯のみを使っています

bruxism

例1)左側の歯で

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」の癖があると

左の噛む筋肉をよく使うので

あご先が左に強く引っ張られ

顔が左に強く歪む原因になります

skull-falling-down27

例2)左側の歯で

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」の癖があると

左側の噛む筋肉ばかりがどんどん発達して

左のエラが張る原因になり

v17a15f01

さらに、エラ張りに関係する

噛む筋肉の1つ咬筋は

顔の骨(顔面骨)の

頬骨弓(ほお骨)~下顎角(えらの場所)

に付着しているので

koukinn

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」の癖があると

よく使っている咬筋側の

  • ほお骨(頬骨弓)が出っ張ったり
  • ほお骨(頬骨弓)が下がったりして

ほお骨の位置が左右で違う

「顔の歪みやズレ」の原因にもなります

koukinn sita

さらにもう一つ

ほお骨(頬骨弓)は

目(眼球)を入れる骨の一部なので

masseter1322516136925

上と下の歯を強く噛み合わせる

「食いしばり」の癖で

ほお骨(頬骨弓)の位置が左右で違うと

  • 目の高さ
  • 目の大きさ

が左右で違う

「顔の歪みやズレ」の原因にもなります

サブコンテンツ